ホームページを今すぐスマホに対応させるべき理由とは
なぜスマホへの対応が必要なのか
最近になってホームページをスマホなどのモバイル端末に対応させる流れがますます加速してきていますが、なぜスマホなどのモバイル端末への対応が重要視されているのですしょうか?
それにはいくつか理由がありますが、「スマホへの対応なんて後回しでいいでしょ」と軽い気持ちで考えていると取り返しのつかないことになる可能性も含んでいるので、スマホへの対応が必要と言われている理由についてしっかりと把握し、早急に対応を進めるようにしましょう。
スマホでインターネットにアクセスする人が増えてきているから
スマホが日本に始めて登場したのは2004年と20年も経っていませんが、今ではほとんど人が所有するほど身近なものになりました。
この普及率の高さもあって、インターネットにアクセスする端末の割合を比較してみると、パソコンからインターネットにアクセスする人とスマホからインターネットにアクセスする人の割合はほぼ同じで、スマホからインターネットにアクセスする人が爆発的に増加してきているのがわかるかと思います。
つまり、単純に考えれば団体のホームページにアクセスしてくる人の半分がスマホなどのモバイル端末でアクセスしてきているということです。
半分近くのユーザーがスマホでホームページにアクセスしてきていると考えると、対応を後回しにするという選択肢は無いに等しいかと思います。
スマホでの表示に対応していないと離脱される可能性が高くなるから
もしスマホ用のホームページを用意していない場合、スマホから団体のホームページにアクセスしたユーザーのスマホにはPC用のホームページが表示されます。
PC用のホームページは当然PCでの表示に最適化されていて、スマホでの表示には最適化されていません。
そのため、画像やテキストがかなり小さく表示され、ズームしないとまともにテキストも読めないようなホームページが表示されます。
スマホでのインターネットへのアクセスに慣れている世代の多くはPC用のホームページが表示された時点で嫌悪感を感じ離脱してしまう傾向にあるわけですが、そうなるとせっかくアクセスしてきてくれたユーザーを早々に離脱させてしまうことにつながります。
「半分以上がスマホでアクセスしてくる」と解説してきましたが、スマホに対応していないということは、顧客になる可能性のあるユーザーのアクセスを半分近くも無駄にしているということになります。
GoogleのSEOに対する評価基準がモバイルよりになってきているから
ホームページを用意してインターネットからの集客にも着手している場合、その集客の核となるのが自然検索からの集客になるかと思います。
自然検索からの集客にはSEO対策が欠かせませんが、団体のホームページがスマホに対応していない場合、現在の団体のホームページに対するSEOの評価が下がってしまう可能性があります。
というのも、スマホでインターネットにアクセスする人が急激に増えてきたことを考慮し、検索ブラウザでの検索順位を決めているGoogleが、2018年の3月27日より「モバイルファーストインデックス」を開始しました。
これは、PC向けのホームページではなくスマホなどのモバイル端末向けのホームページを評価の対象とするアップデートです。
つまり、既存のホームページがスマホなどのモバイル端末に対応できていない場合、SEOの評価が著しく低下する可能性があるということです。
この流れは今後ますます加速していくことが予想されるため、早急に既存のホームページをスマホに対応させる必要あります。
まずは今のホームページがスマホ対応できているのか確認してみよう
なぜ今ホームページをPCだけではなくスマホなどのモバイル端末での表示にも対応させるべきか、しっかりと理解してもらえたかと思います。
これは今からホームページを作る場合はもちろん、既存のホームページにも大きく関わる問題です。
既存のホームページをスマホなどのモバイル端末にも対応したホームページに作りかえる場合、まずは既存のホームページがスマホなどのモバイル端末に対応しているのかを確認する必要があります。
対応できていない場合は修正が必要になってきますが、対応できていると判断される場合は特に焦って修正する必要はありません。
既存のホームページがスマホなどのモバイル端末に対応しているかどうかは、Googleが提供している無料の診断ツールを使って確認します。
先ほど、「なぜスマホへの対応が必要なのか」の項目でも触れましたが、ホームページがスマホに対応しているかどうかはSEOにも大きく影響してきます。
SEOの順位を決めているのはGoogleのアルゴリズムなので、Googleが提供しているツールで診断すればまず間違いありません。
なので、Googleのモバイル対応診断ツールの「Googleモバイルフレンドリーテスト」を活用するわけです。
「Googleモバイルフレンドリーテスト」での診断の仕方はとても簡単で、下記のURLにアクセスして診断をおこないたいホームページのURLを入力するだけ。
https://search.google.com/test/mobile-friendly
あとは1分ほど待つだけで、そのホームページがスマホなどのモバイル端末に対応できているかどうかをチェックすることができます。
そのホームページがしっかりとスマホでの表示に対応できているホームページであれば、「このページはモバイルフレンドリー」と表示され、スマホでの表示に対応できていないホームページであれば「このページはモバイルフレンドリーではありません」と表示されます。
もし「このページはモバイルフレンドリーではありません」と表示されるようであれば、スマホなどのモバイル端末への対応が必要になってくるというわけです。
スマホ対応は専門のホームページ制作会社にお願いするのがおすすめ
ここまでホームページをスマホなどのモバイル端末へ対応させる重要性について解説してきましたが、既存のホームページをスマホに対応させるのは決して簡単なことではありません。
これまでスマホ向けのホームページを用意する場合、既存のPC向けのホームページとは別のドメインで制作するのが一般的でした。
しかし、この方法にはSEOの内部対策を誤るとSEOの評価が分散してしまうというデメリットがあるため、今は同じドメインでレスポンシブ対応のサイトを用意するというのが一般的なやり方になっています。
ただし、既存のホームページをレスポンシブに対応させたホームページへと改修するには専門的な知識が必要になります。
また、PC、タブレット、スマホとそれぞれの端末でアクセスしたときの表示崩れなどがないかの検証も細かくおこなっていく必要があるため、ご自身でおこなおうとするのはあまりおすすめできません。
ホームページのマークアップがSEOの評価に影響をあたえることからも、やはり自団体でおこなおうと考えるのはリスクが高いと言えるので、やめておいた方が良いでしょう。
多少の費用は必要になってきますが、既存のホームページをスマホなどのモバイル端末にも対応したサイトに改修するのであれば、専門のホームページ制作会社に任せるべきだと言えます。
ここまでホームページをスマホなどのモバイル端末へ対応させる重要性について解説してきましたが、実はきちんとスマホ対応できているホームページはそれほど多くありません。
そのため、業種にもよりますが、早めにスマホへの対応を進めておくことで、同業の他団体を一歩リードすることも可能になりますよ。