1型糖尿病患者・家族を支援する認定NPO法人日本IDDMネットワーク
認定NPO法人日本IDDMネットワークは、3月18日(月)富山大学医学部附属病院にて研究助成進呈式ならびに記者発表を開催します。
佐賀県庁のふるさと納税を活用したクラウドファンディングによる寄付を財源として、中條大輔特命教授に2000万円の研究助成を行います。
佐賀県庁への「日本IDDMネットワーク指定」ふるさと納税とは
1型糖尿病患者・家族が中心となって運営する日本IDDMネットワークが、富山大学附属病院の中條大輔特命教授が研究代表者として進める「発症早期1型糖尿病に対する免疫修飾療法の有効性と安全性に関する研究」への支援を呼びかけたものです。(https://www.furusato-tax.jp/gcf/420、寄付募集期間:2018年10月5日~2019年1月31日)
2019年1月31日にクラウドファンディングは終了し、約1000名の支援者から3000万円を超える寄付が寄せられたとのことです。
研究助成進呈式ならびに記者発表の概要
3月18日(月)13:15~14:00に助成目録の贈呈式と記者会見が開催される予定です。場所は、富山大学附属病院総合臨床教育センター2階多目的研修室(富山市杉谷2630)
出席者は、齋藤 滋(富山大学附属病院長)、中條 大輔(富山大学附属病院 臨床研究管理センター 特命教授)、戸邉 一之(富山大学大学院 内科学第一講座 教授) 、井上 龍夫(認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク 理事長)ほか関係者となっています。
助成研究の内容と1型糖尿病について
【助成研究の内容】
1型糖尿病の根治を目指すには、疾患の原因である「自己免疫」を制御する必要がありますが、最近までその方法は確立されていませんでした。本研究は、米国での研究発表をもとに薬剤を用いて自己免疫の制御を試みる、国内初の臨床試験です。
詳細はこちらへ
https://japan-iddm.net/wp-content/uploads/grant/2018_chujo.pdf
【1型糖尿病とは】
原因不明で突然、小児期〜成人期まで幅広い年代で発症し、現在の医学水準では発症すると生涯に渡って毎日4-5回の注射又はポンプによるインスリン補充がないと数日で死に至る難病。自己の体内のインスリンが極度に減少するため血糖制御が困難になり、重症化とともに生活の質(QOL)が著しく損なわれることがある。糖尿病患者の大半を占め生活習慣病と称される2型糖尿病に対し、国内での年間発症率は10万人当たり1-2人と希少な病であるため患者と家族の精神的、経済的負担は大きい。